京都の伝統野菜「京野菜」



もともと京都では魚介類が手に入りにくかったため、野菜が発達してきました。


懐石料理や精進料理に使われたり、京漬物、おばんざいにも幅広く使われています。


そんな美味しい京野菜を紹介していきます。



1.九条ねぎ


とても知名度の高い京野菜です。

京都市南区九条地区で生産されていたため、この名称がついていますが現在では京都の色々な場所で生産されています。

九条ねぎには2種類あるのですが、一般的に九条ねぎと言うと長太いねぎを指します。

京都のスーパーでは九条ねぎが「ねぎ」としか書かれていないで売られているので他府県からの方が見たらこんがらがってしまうのではないでしょうか。



2.万願寺唐辛子


京都府舞鶴市で作られた京野菜です。

普通の唐辛子に比べて、とても大きく肉厚で甘みがあるのが特徴です。

このような特徴から「とうがらしの王様」と呼ばれています。

そのまま直火で焼いて食べたり、焼いた後に浸し汁に漬けておき「焼き浸し」にして食べることが多いです。



3.賀茂なす


とても大きい丸茄子で普通の千両なすと比べると弾力があります。

丸茄子を半分に切り、皮と身の間に切り目を入れて、みそ田楽を塗り焼いて食べるのがとても美味しいです。

煮ものに使われることもあります。



4.壬生菜


新選組の地である「壬生」の名を持つ、水菜と同種の京野菜です。

あまり違いがなく知っている人でないと見わけがつきませんが、葉の形が違ったり、花弁が狭長いという特徴があります。

味は水菜と区別がつきませんでした。

そのため汁物に使ったり、お浸しに使うような青菜と同じ使い方が出来ます。



5.聖護院かぶ


日本最大と呼ばれる聖護院かぶは、もともとは近江地方の「かぶ」を改良したものとされている京野菜です。

とても重い野菜で京都では色々な料理に使われています。

漬物である千枚漬けにするのがよく知られていますが、かぶら蒸しという京料理があります。

これは聖護院かぶをすりおろし、泡立てた卵白と混ぜあわせます。

器に魚の切り身を盛り付けてその上から混ぜ合わせた「かぶ」で包み込んで蒸し、最後に葛のあんをかけた蒸し物料理です。

料亭などでは中の魚の切り身に高級魚である「ぐじ」を使ったり、またウナギを入れたりと具材はバリエーションがある料理です。



6.金時にんじん


普通の人参に比べて、鮮やかな紅色で先が尖った人参です。

とても甘い金時にんじんは煮崩れしにくい野菜で、煮物に向いています。

また一般的な人参のように年中出回っているわけではなく秋の終わりごろから1月にかけて出回ります。

そのため、おせち料理によく使われたり、他にはお雑煮に入れられたりします。

また普通の人参に比べて栄養価も高い人参です。



7.海老芋


「京芋」とも呼ばれる海老芋は、曲がった形をしており縞模様が入っていることからエビのような芋ということから呼ばれています。

他の都道府県でも栽培はされていて、収穫量が日本一の産地は静岡県になっています。

京野菜なのに京都が一番ではないのですね。サトイモと違って甘く、色も変化しにくいです。

京都では「芋棒」と呼ばれる棒鱈と一緒に炊いた京料理があります。

料亭ではおせち料理に使われることもありますが、ぬめりがあって湾曲しているために皮むきするのが非常に難しく、失敗し続けよく怒られました。



8.堀川ごぼう


普通の「ごぼう」に比べて堀川ごぼうは2倍から3倍ほど太い「ごぼう」です。

ただ中は身が詰まっているのではなく空洞になっています。

そのため料理では肉詰め料理など空洞を利用したものが有名です。

また先端は根のように枝分かれしており、こちらは「きんぴら」など食感を楽しむ料理に使われます。



いかがでしょうか。京野菜について紹介しました。


今では京都以外でも使われることがあるので見たことがあるかもしれません。


旬の時期に出回るので栄養価も高い京野菜をぜひ食べてみてください。

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