
神奈川県藤沢市の小田急線・片瀬江ノ島駅は改良工事を2018年2月に着工、2020年5月に完成予定となっています。
現在は新駅舎がほぼ完成しており、一部の利用が始まりました。
寺社建築の様式の一つである「竜宮造り」を取り入れ、装飾の細部にまでこだわった新駅舎は異世界の入り口を思わせるたたずまいです。
これから湘南の新たな名所になりそうですね。
新駅舎は高さ10メートル、幅35メートル。
ふっくらとした白い楼門、朱色の建物、緑の屋根のコントラストが非常に印象的。
大屋根には梁に使用した神奈川県産の杉や檜が使われています。
当地に残る五頭竜と天女の伝説に基づき、建物の窓には天女を彫り込んだガラスをはめ、5か所に竜の装飾を施しています。
屋根上の5か所にかわいいイルカ像が設置されています。
駅内で目を引くのはコンコースの天井に飾られた五頭竜の木彫り(長さ15メートル)。竜の頭や足の下にはタコ、カメ、タイの隠しキャラが彫り込まれ、遊び心があります。
駅内には、新江ノ島水族館の協力で、ミズクラゲの丸い水槽も設置予定。
また駅外観に加えて、コンコース内の工事も進捗しており、既に使用しているトイレに加えて、 通路の本設改札の使用を開始します。
当初の予定通り工事の終了は5月で、ライトアップなどの演出にも趣向をこらすそうです。
今から完成が楽しみですね!