石川県のご当地のお米 ~ひゃくまん穀~



現在、日本全国で様々な品種のお米が栽培されていますが、今回は石川県でご当地の米のブランドとして栽培されている『ひゃくまん穀』についてご紹介します。


この『ひゃくまん穀』は平成18年に初めて交配されてから9年をかけて理想のお米になるよう研究され、平成29年10月5日に販売が開始されました。


それまで石川県で作られるお米は、もちもちと粘りの強い食感の『コシヒカリ』と、しっかりとしたつぶ感ある『ゆめみずほ』が主流でした。


一方で、この『ひゃくまん穀』は一粒のつぶ感と粘りのバランスがよく、食べ応えがあるのが特徴です。


この食べ応えを出しているのは粒の大きさです。


玄米の時点で、コシヒカリと比べて重さは1.2倍(1,000粒あたり26.1g)、長さは1.1倍(5.6mm)。


一粒にすれば微々たるものに思われますが、一般にお米は一合当たり約6,500粒と言われており、また炊きあがりにはさらにボリューム感が出るので、実際に口に入れたときには大きな違いを感じることができます。


この粒の大きさにより、口の中でお米の旨味を感じやすくなり、味わい、食感ともに食べ応えが出てくるのです。


さらに炊きあがってすぐはもちろんおいしいのですが、粒の大きさからお米自体の保水力が高いため、時間がたっても硬くなったりパサついたりせず、もっちりとした食感とおいしさが保たれることも特徴です。


そのため、おにぎりにしたり、またお弁当との相性がとても良いと言えます。


また、そのパッケージも目を引きます。


お店などで並ぶ袋には真っ赤な背景をベースに、『ひ・や・く・ま・ん』のひらがなの文字と大粒のお米をモチーフにして、「『ひゃくまん穀』を食べれば『百満足』する」顔を表現したイラストが描かれています。


ほかのお米の袋は白色や淡い色が多いため、この真っ赤なパッケージはお米売り場でもひと際目立っています。


以下では、この『ひゃくまん穀』をおいしく炊くポイントをご紹介します。





◆『ひゃくまん穀』を炊くときのポイント


①初めてこの『ひゃくまん穀』を炊く際には、やや少なめの水加減にすることがおススメされています。


というのも、この『ひゃくまん穀』はお米の水分の含有量が多いため、他のお米を炊くときより少なめの水加減で炊くといいのです。


そして2回目以降は、この1回目の炊きあがりの様子をみてお好みに調整してください。


②次に、30分から1時間程度浸水させます。


これは、他のお米と比較して少し短めの浸水時間と言えます。


精米の成分の7割以上はデンプンでできていますが、このデンプンが水の加熱により糊化することで、お米はおいしくなると言われています。


そのため、お米を糊化させるためには十分な浸水、そのためにある程度の時間が必要になりますが、この『ひゃくまん穀』の場合には何度か触れている通りお米自体の水分が多いため、他の品種と比較して浸水時間を短めにすることがおいしく炊くためのポイントとなります。


③炊きあがった後は、しっかりと全体をなじませるために15分くらい蒸らすことが重要です。そのあとで粒をつぶさないように混ぜてから食べてください。



この『ひゃくまん穀』は、石川県内の様々な飲食店で使用されており、また家庭用に県内のスーパーや道の駅、またネット通販により全国から買うことも可能です。


まだまだ全国的な知名度は高くありませんが、『金沢マラソン』などのイベントでのPR活動を行なったり、JAと共同で『ひゃくまん穀おにぎり』の生産販売をするなど、県を挙げての積極的な販促活動が行われています。


その結果、例年次の年の新米時期になるまでには売り切れになるほどの人気になっています。


まだ食べたことのない方はぜひ、一度食べてみていただければと思います。


最後までご覧いただき、ありがとうございました!