羊のお肉「ラム」と「マトン」の違いは!?


現在ではスーパーなどでもよく見られるようになり、また専門店も増加している羊のお肉。


その種類として『ラム』や『マトン』があることをご存じの方は多いと思いますが、その明確な線引きまで知っている方は少ないのではないでしょうか。

ここでは、この『ラム』と『マトン』の定義や、それぞれに代表される料理をご紹介します。

◆ラムとは

『ラム(英語でlamb)』は、永久門歯(口の正面の方にある歯)がまだ生えていない羊、またはその羊の肉のことです。


一般的に羊の永久門歯は生後12か月ほどで2本になるため、『ラム』も生後12か月未満となる場合が多いです。


反対に生後12か月未満の羊であることを『ラム』の定義とする場合もありますが、羊の飼育は放牧によって行われるため、かつては正確な年齢の把握が困難であったため門歯の数を基準として品質管理を行うことが多いのです。

またその中でも、まだ乳離れしていない生後4週間~6週間程度の『ラム』のことを『ミルクラム』または『ミルクフェッドラム』、この『ミルクラム』を含んだ生後7ヶ月程度までのものを『サッカーラム』、それ以降のものを『オールドシーズンラム』と言います。


この他にも、国ごとやエサによる名前の違いや様々な定義があります。

◆マトンとは

『マトン(英語でmutton)』は、メスまたは去勢されたオスのうちで永久門歯が2本以上の羊、またはその羊の肉のことです。


生後12か月未満の羊を『ラム』というのに対して、それ以降のものを『マトン』という場合もありますが、24か月以降のもののみを『マトン』と呼び、その間の羊を『イヤリング』と呼ぶ場合もあります。

◆ラム肉の特徴と料理

『ラム』の特徴としては、『マトン』と比較して臭みが少なく肉質が柔らかいことです。

また栄養素の面では、『ラム』の脂質は人の体に吸収されにくいのでヘルシーに食べられる、という特徴があります。


というのも『ラム』肉の脂質の融点は人の体温よりも高く(およそ44℃)、他の肉類よりも比較的高い(牛肉:40℃、鶏肉:30℃、豚肉:28℃)ため、体内では溶けづらく消化吸収されにくいのでそのまま排出されることが理由です。

・ジンギスカン

『ラム』を使った料理としては、『ジンギスカン』が最もメジャーなものとされます。


中央部分が凸型(または凹型)になっている専用のジンギスカン鍋を熱して羊肉の薄切りと野菜を焼き、肉から出てきた肉汁を使って野菜を調理しながら食べます。

現在では北海道を代表する料理とされることが多いですが、発祥は東京とされている説もあります。

・ラムチョップ

『ラム』肉は上でも書いた通り、臭みも少なく柔らかくジューシーな食感で、脂身も適度にのっていて旨みも強いので、『ラムチョップ』にしてシンプルにグリルし、肉本来の味を楽しむのがおススメです。

◆マトンを使った料理

『マトン』は『ラム』に比べて一回り以上大きく脂ものっており、羊肉特有の香りが強いのが特徴です。


この香りが苦手な人からすると『ラム肉の方がクセがなく食べやすい』と感じる一方で、羊肉を食べなれている人からすると『マトンの方がコクがあり味がしっかりしている』と評価されることが多いです。

『ラム』におススメの料理としてご紹介した『ジンギスカン』ですが、『マトン』を使用して作られることもあります。

・アイリッシュシチュー

アイルランドの家庭料理で、切り分けた『マトン』と玉ねぎジャガイモを交互に重ね、香辛料だしを加えて弱火で煮込んだシチュー。


家庭ごとにレシピがあるとされ、日本の肉じゃがに似ているとも言われています。

このアイリッシュシチューもそうですが、『マトン』はクセの強さから、スパイスを使った煮込み料理に使用されることが多いです。 現在はジンギスカン専門店や、生の羊肉をスーパーで見かけることも多くなりました。普段とは少し違うお肉を楽しむのに羊肉はいかがでしょうか。


最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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